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お魚は今日も泳ぐ

お魚は空を飛ばないしお話もしない

ピーターパン・シンドローム

狭い部屋が居場所だった
一人遊びはお手のもの
ワンダーランド、置いていかないで


かくれんぼは嫌いだ。「もういいかい」「もういいよ」夏の夕暮れは随分と遅い。「もういいよ」日がすっかり傾いて、気温が下がってもずっと。「……もういいよ」一人遊びは得意だったけど、待ちぼうけは苦手だった。「もう、いいよ」鬼は来ない。夜空に星は一つも見えない。だから、かくれんぼは嫌いなんだ。


徒然のマンデー
グロッキー・サウンドを爆音で
ジョハリの窓を曇らせる


おいでよ、と差し出される手を振り払った。僕は一人の部屋がどうしようもなく好きで、一人で過ごすことが僕の幸せだった。もう僕の世界に他人など要らなくて、僕は一人で生きられるのだと本気でそう思っていた。――嘘を吐いた。


がらんどうの鳥籠とワルツ
錆びた南京錠と引きこもり
真っ暗闇のアイラブユー


グッモーニン、Mr.J。今日も朝日は昇って、僕はいつも通り暗い部屋の中で毛布を引っ被っている。ピーターパン・シンドローム、僕は大人になんてなりたかないよ。